講師紹介

マデリン アントンシック
世界銀行 財務局 副総裁兼トレジャラー

マデリン・アントンシックは世界銀行副総裁兼トレジャラーとして、バンキング&デッドマネジメント、キャピタルマーケッツ、インベストメントマネジメント、ペンション&エンドウメント、リスク&アナリシス、ソブリンインベストメント、トレジャリーオペレーションの7つの部門を統括している。また、金融市場における世界銀行の確固たる地位の維持、加盟国に対する財務アドバイサリー業務、資産管理支援業務なども管轄する。

世界銀行と他公的セクターの準備金及び他資金1250億米ドル以上を運用する財務専門家チームの統率、海外及び国内の債券とデリバティブ市場での世界銀行資金調達プログラムの遂行、世銀の資産負債総合管理、世銀が発展途上国に提供する資金調達とヘッジ商品の開発と援助の監督、及び世銀メンバー各国と協力して公的債務と国家資産管理能力の向上について支援を行う。

1999年から2008年まで、リーマンブラザースでリスクポリシー、マーケットリスクマネジメント部門のチーフリスクオフィサー、ファイナンシャルマーケットポリシー部門の統括責任者を務めた。リーマンブラザース倒産後は、リーマン・エステイト社の代表兼シニアアドバイザーとして、リーマンの債権者の回収額の最大化に努めた。

それ以前は、バークレイズキャピタル、ゴールドマンサックス、ニューヨーク連邦準備銀行での勤務経験を有す。
ニューヨーク大学にて、金融・経済の博士号を取得。米国籍。

ドリス・ヘレラポール
世界銀行ワシントン本部 財務局資本市場部局長

世界銀行ワシントン本部 財務局資本市場部局長。同部は世界銀行の基幹業務である「発展途上国への貸出」の原資となる資金調達(資本市場からの借入)を統括している。またワクチン債の発行体である「予防接種のための国際金融ファシリティ(IFFIm)」の資金調達も管轄している。

2002年から2007年にかけては、グローバル債や新興国市場債を含むストレート債の発行全般を管轄。1997年から2002年にかけては、発展途上国のための各種金融商品の組成チームの責任者を務めた。

また、世界各国の市場における世界銀行の資金調達ならびにIR業務、発展途上国自身の資金調達ならびにALM(債務管理)の助言業務等の経験も有する。世界銀行に入行する以前は、ドミニカ共和国政府の資金調達業務の経験も有する。

マーティン・シェック 氏
国際資本市場協会(ICMA)最高経営責任者

マーティン・シェック氏は、2009年8月より国際資本市場協会(ICMA)の最高経営責任者を務めている。

同氏は、2004年からICMAの理事を務めており、ICMAの監査・コンプライアンス及びガバナンス委員会の議長でもある。

2001年から2009年の間、同氏はチューリッヒのUBS投資銀行において業務執行役兼債券部長を務め、それ以前には1999年から同社のスイス債券市場部長であった。

1987年から1999年の間、同氏はロンドン、チューリッヒ及び米国のスイス銀行において、北米債券市場部長、資本市場部門担当執行役員及び株式市場部長等を務めた。

同氏は英国公認会計士資格を有し、1980年から1986年までロンドンのKPMGに勤務した。

太田 康夫 氏
日本経済新聞社編集委員

1982年 東京大学卒業、日本経済新聞社入社
外報部、前橋支局、金融部を経て
1990年 チューリヒ(スイス)駐在
1994年 東京本社経済部
1996年 同次長
2003年 編集委員を兼務
現在、編集局編集委員

主な著書
「金融大国日本の凋落」(1994、日本経済新聞社)
「地価融解」(2009、日本経済新聞出版社)
「金融消滅」(2009、日本経済新聞出版社)
「グローバル金融攻防三十年」(2010、日本経済新聞出版社)
「バーゼル敗戦 銀行規制をめぐる攻防」(2011、日本経済新聞出版社)
<共著>「戦後復興秘録 世銀融資に学ぶ日本再生」(2012、日本経済新聞出版社)

<監修>「中国の金融システム」(2012、日本経済新聞出版社)

森田 宗男 氏
金融庁総務企画局参事官(国際担当)兼国際政策管理官

森田氏は、東京大学経済学部卒業後、1985年に大蔵省に入省。
金融行政に関する業務に長く従事。
直近では、金融庁監督局にて、証券課長、銀行第一課長を歴任。
2012年9月から現職。

ケネス・E・ベンツェン・ジュニア 氏
証券業金融市場協会(SIFMA)上級副会長公共政策及び政策提言担当

ベンツェン氏はSIFMA(証券業金融市場協会)の公共政策及び政策提言を担当する上級副会長であり、SIFMAの法務、規制、立法関連及び政策提言に責任を有している。

SIFMAに所属する以前、ベンツェン氏は、設備リース&ファイナンス協会の会長であった。そこで彼は、商業金融部門における商業銀行、投資銀行、金融サービス会社及び製造業者を代表する700の会員を有する金融サービス取引協会を先導していた。その職責において彼は新たな戦略的方針を策定し、導入した。2003年から2006年にかけて、ベンツェン氏は、パブリック・ストラテジー社の業務執行取締役を務め、そこで彼は、主に金融サービス業を営む顧客への業務戦略及び業務運営管理に関するコンサルタントを務めていた。

1995年から2003年までベンツェン氏はテキサス州選出の下院議員であった。そこで彼は下院金融サービス委員会(旧下院銀行及び金融サービス委員会)に所属し、同時に下院財政委員会にも参加していた。ベンツェン氏は2002年サーベンス・オクスリー法、1999年グラム・リーチ・ ブライリー法、2002年テロリズム・リスク保険法及び2000年商品先物近代化法の起草及び制定に積極的に関与し、議員在職期間中に彼は銀行及び預貯金受入金融機関の設立免許、連邦預金保険、証券法、デリバティブ及び連邦政府出資機関(連邦住宅抵当公庫(Fannie Mae)連邦住宅抵当会社(Freddie Mac)及び連邦住宅貸付銀行制度)に関する規制の監督、立法に活発な役割を果たした。ベンツェン氏はまた、特に健康管理政策に関連した歴史的な1997年連邦均衡予算法の可決に尽力した。

議会における職務に先立ち、ベンツェン氏は、ウォールストリートの主要な金融機関及び有力な地方金融機関において、投資銀行業務に従事していた。そこで彼は、地方公共団体金融及び抵当金融を専門に担当していた。

ベンツェン氏は、セント・トーマス大学で学士を、アメリカン大学で行政修士を取得している。

ルネ・カーセンティ 氏
国際資本市場協会(ICMA)プレジデント

ルネ・カーセンティ氏は国際資本市場協会(ICMA)のプレジデントである。同氏はICMAと政府、規制機関、業界団体及び国際機関との間の協議・意見交換に携わっている。2009年から2011年5月の間、同氏は、国際証券業協会会議(ICSA)の会長を務めた。

同氏は、1995年5月から2006年にICMAに所属するまでの間、ルクセンブルグに所在する欧州投資銀行の財務局長を務め、それ以前の1991年5月から1995年までロンドンの欧州復興開発銀行(EBRD)の財務局長を務めていた。

1979年からERBD所属までの間、IFCの財務局長を含む世界銀行グループ(IBRD及びIFC)の財務部門において様々な上級職を歴任した。

その他の主要な職務

同氏は、「ワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVIアライアンス:ビル&メリンダ・ゲイツ財団の協力を受けた官民の協力事業)」を通じて貧困国の子供たちのための健康増進事業及び予防接種事業のための長期資金の確保を促進するための多国間の開発機関である「予防接種のための国際金融ファシリティ(IFFIm)」の理事会議長を務めている。

同氏は欧州資本市場研究所(EMCI)の会長、フランス債券管理戦略委員会委員、ローマに所在する国際連合食料農業機関(FAO)の投資助言委員会委員、OECD 金融市場ラウンドテーブルの委員を務めている。

同氏は、2002年から2010年までの間フランス公的年金基金(FRR)の管理者選任委員会の委員であり、2004年から2009年までの間、ルクセンブルグ補償基金の投資委員会委員であった。

同氏は、ESCILリヨンにおいて工学学士を取得し、パリ ソルボンヌ大学にて経済学博士を取得した。同氏はまた、カリフォルニア大学バークリー校において金融及び経済に関する研究を行った。

同氏はフランスの軍功勲章を授与されている。

大崎 貞和 氏
野村総合研究所未来創発センター主席研究員

1986年東京大学法学部卒業後、野村総合研究所入社。
ロンドン大学法科大学院、エディンバラ大学ヨーロッパ研究所にて、それぞれLL.M.(法学修士)取得。
2008年4月より主席研究員。東京大学大学院法学政治学研究科客員教授、早稲田大学ビジネススクール客員教授を兼務。
金融審議会委員、産業構造審議会臨時委員、企業会計審議会専門委員などの公職も務める。

主な著書に『公開会社法を問う』(共著、日本経済新聞出版社、2010年)『解説金融商品取引法』[第3版](弘文堂、2007年)、『金融構造改革の誤算』(東洋経済新報社、2003年)など。

川村 雄介 氏
大和総研副理事長

主要担当分野:証券市場制度論、資本市場システム論
1977年
東京大学法学部卒
大和証券株式会社入社 調査部配属
同 資本市場本部 シンジケート部長
2000年
長崎大学経済学部 同大学院教授
2004年
財務省国際局 アジアにおける債券市場研究会座長
2007年
JASDAQ証券取引所 社外取締役
2008年
日本証券業協会 自主規制会議 公益委員(現任)
長崎大学 評議員
2009年
財政制度等審議会専門委員
一橋大学大学院 客員教授
2010年
大和総研 専務理事
大阪証券取引所 社外取締役(現任)
2011年
財政制度等審議会委員(現任)
2012年
大和総研 副理事長
産業構造審議会臨時委員(現任)

【著書】 
『アジア証券市場とグローバル金融危機』(金融財政事情研究会、2010年3月):監修・著
『金融商品取引業のコンプライアンス』(金融財政事情研究会、2008年4月):監修・著
『アジア証券市場と日本』(金融財政事情研究会、2007年10月):監修・著
『日本の金融(図解雑学)』(ナツメ社、2007年10月):監修
『最新 証券市場-基礎から発展』(財経詳報社、2006年4月):著
『実務に使える!金融商品取引法の重要ポイント54』(ダイヤモンド社、2006年9月):著
『今日から即使える最初に読みたい株の教科書(明快!図解講義)』(朝日新聞社、2005年12月):著
『証券外務員試験対策問題集』『最短合格よくわかる証券外務員』(きんざい):監修
ほか

美並 義人 氏
財務省 大臣官房審議官(理財局担当)

美並氏は、東京大学法学部卒業後、1984年に大蔵省に入省。
主に、予算、税に関する業務に長く従事。
2009年の政権交代後の鳩山内閣では、内閣官房長官秘書官として勤務。
直近では、理財局において、国有財産企画課長や財政投融資総括課長を歴任。
2012年8月から現職。

正直 知哉 氏
ピムコ マネージング・ディレクター ポートフォリオマネージャー

東京を拠点とするポートフォリオ・マネージャーで、日本の運用統括責任者。また、PIMCOアジア・パシフィック・ポートフォリア・コミッティーのコア・メンバーを務め、域内のマクロ経済学および投資分析を担当する。2001年にグローバル・ポートフォリオ・マネージャーとしてPIMCOのニューポートビーチ本社へ入社。

2002年よりピムコジャパンリミテッド。PIMCOグループにおけるグローバル及び日本債権ポートフォリオの運用を担当している。PIMCO入社以前は、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(ロンドン)にてエグゼクティブ・ディレクター兼シニア・ポートフォリオ・マネージャーとして勤務。それ以前は住友ファイナンス・インターナショナル(ロンドン)にて自己勘定トレーディング、また住友銀行(大阪)にてクレジット・リサーチに従事。

投資業務経験21年。

大阪大学にて工学学士号、および工学修士号、ボストン大学でMBAを取得。

西 惠正 氏
みずほ銀行 常務執行役員市場ユニット長

昭和52年 東京大学法学部卒業、入社
平成14年 みずほコーポレート銀行 国際資金証券部長
平成15年 ALM部長
平成16年 執行役員ALM部長
平成18年 執行役員資金証券部長
平成21年 常務執行役員グローバルマーケットユニット統括役員
平成24年 みずほ銀行 常務執行役員市場ユニット長
      みずほコーポレート銀行 常務執行役員市場ユニット長

高 海紅 氏
中国社会科学院 世界経済政治研究所教授

高 海紅氏は、中国社会科学院 世界経済政治研究所の教授兼国際金融研究センター長である。

同氏は、中国外交学院の客員教授、中国世界経済会議の常務理事、東アジアシンクタンク・ネットワークのチーフエコノミスト、公的通貨・金融機関フォーラム(OMFIF)の諮問会議委員も務めている。

同氏は、中国財政部及び中国社会科学基金が資金拠出した、数多くの調査研究活動を先導したほか、シンガポールの東南アジア研究所及びカリフォルニア大学デービス校の客員研究員を務めた。同氏は、北京大学にて経済学士及び経済修士を取得し、イギリスのダーハム大学から国際通貨、金融及び投資に関する修士号を取得している。

高教授の最近の著作は、次のとおりである。
Global Liquidity: Risks and Policy Options
The Potentials for RMB’s Regional Use
The RMB Internationalisation (Yongding Yu氏と共著)
Global Dollar Standard:Challenges for Asian Financial Integration
Globalization and China: Theory and Trend (Yu Yongding and Lu Aiguoと共著)
The RMB Exchange Rate: Policy Options and Risk Prevention from Global Perspective (編者).

ステファン・ウィリアムズ 氏
Head of Global Capital Markets Asia-Pacific, HSBC, Hong Kong

ステファン・ウィリアムズ氏は、2000年2月にHSBCに入社し、HSBCのアジア太平洋資本市場における運営を統括している。 香港を基盤に、同氏は、アジア太平洋地域の14か国に所在し、あらゆる種類の国際的又は各国における資金調達手段及び仕組債をアジアの顧客に提供する100人規模の専門家チームを監督している。当該チームはG3債券(USドル、円、ユーロ建て)、ローカル通貨債及びシンジケートローンの実績ランキングで常に上位を占めており、数々の表彰を受けている。最も著名なものは、2008年から2012年までの5年連続で、ユーロマネーから受賞した最優秀アジア債券ハウス賞である。

2011年にアジアの債券市場を席巻したチームに対する彼の統率力が認められ、それらの主要な賞を獲得したこともあり、ファイナンス・アジア誌は同氏を”Capital Markets Person of theYear”として表彰した。

同氏は、当初ロンドンのJPモルガンに入社し、その後、ニューヨークへ移り債券信用調査部門で勤務した。1994年にアジアに移りJPモルガンのアジア信用調査グループ長を務めた。1996年にUBSに移り債券資本市場の地域ヘッドに就任し、承継銀行であるUBSウォーバーグにおいても同じ職務を務めた。同氏はアジアに移動後、アジア太平洋地域における資金調達を求めるあらゆる顧客と取引を行い、3,000億ドルを超える債券発行を統括している。

同氏は、ケンブリッジ大学のトリニティカレッジにおいて、経済学と地理学の修士号を取得している。